青林は、別名「幻のりんご」とも呼ばれているりんごです。岩手県の一関市において1976年に育成されました。外観は扁円のものが多く小ぶりで、果皮も黄緑色で一部分がほんのりと赤く色づくため、見た目が良いとは言えず生産者が少ない品種となります。しかし特有の芳香と濃厚な甘みがあり、蜜も多く、糖度は15度から18度ほどあります。シャキシャキとした歯ごたえ感があり、上品な風味が口の中いっぱいに広がります。生産地は岩手県をはじめ青森や山形県などでも栽培が行われています。青林りんごは知名度もまだ低く流通量も多くはありませんが味が良く隠れた名品種です。